ネコちゃんの肥満事情
気を付けてあげたい『ネコちゃんの肥満』
猫は犬と違い毎日お散歩に出かける事が無く、飼い主目線からみると非常にてのかからない動物。
さらにおっとりした性格で自分から飼い主のもとへ寄ってきて、遊んだりする子も少ないです。
そうした観点から、近年では運動不足とエサの与え過ぎなどで肥満気味のぽっちゃりネコちゃんが増えています。
肥満という事は私たち同様病気になったり、思わぬケガを招いてしまう可能性があるので飼い主による健康管理が大切です。
肥満による健康障害
- 筋肉や関節にかかる負担
体重が増えるという事はそれをささえる筋肉や関節に大きな負荷がかかります。 例えば、体重5kg猫が1kg増えた場合、人間で言うと体重60kgの人間にとって12kgの増加と同等。 その為、関節炎やヘルニアになりやすい体の状態になってしまいます。 - 糖尿病や心臓への負担
人間同様に猫にも糖尿病は存在し、その原理も同じ。 また、体が重たくなると体中に酸素を送っている心臓にも負担がかかります。 - 麻酔が効きにくくなる
過剰な脂肪が体についてしまっていると麻酔が効き難くなる原因にもなります。 いざ何かの病気の際手術で麻酔を使う場面がきたとしても、麻酔が効かなければ治療が始められません。そのせいで可愛いいネコちゃんが死んでしまっては飼い主としてはきっと後悔するでしょう。
対策
- 運動量を増やす
人間と同じで痩せるには運動が一番。 ただし、いきなり長時間やハードな運動は逆にネコちゃんの心臓や関節に悪影響を与えたり、精神的に嫌になってしまいます。 これは私たちの人間のダイエットでも言える事ですね。 なので焦らず毎日運動させて少しずつ内容や時間を変えていきましょう。 - 食事の量を減らす
運動と並行して食事の量を減らす事も大切。 一日に与える量が多かった場合は、まず適正量に戻す。 さらに可能であればある程度痩せてくるまで、全体量を減らすやり方もあります。 ただこのやり方だとネコちゃんが満足できない場合も出てきてしまいますので、おすすめは【一日の食事回数を増やす】。
但し、全体量は一日の規定量を超えない事が絶対条件。
少量ずつ複数回与えることで、常に空腹の時間が無く必然的に食事の量を減らす事が出来ます。
まとめ
ネコちゃんも私たち同様肥満になれば病気やケガをする確率も上がってしまいます。
可愛いからご飯をたくさんあげたり、ゴロゴロさせすぎてしまうと将来的には一緒にいられる時間が少なくなることに。
この事を飼い主はしっかり意識し、大切にネコちゃんを飼育してあげて下さい。
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